置き換えて書き換える:コンテンツの発信はそんなに続くものなのか―ネタ切れにならないの?―Ⅳ(おしまい)

私も、こういったほかで起きた事件や出来事を、自分が現在取り組んでいるテーマに置き換えてみるようにしています。

そしてそれを書くこともあれば、放送のネタにすることもあるわけです。

 

このように、その時代性とか起こった事象とかを自分が抱えているテーマに関連付けて見られるようになれば、その関連付けている行為そのものが新規書き換えを行なっていることになり、常に新しい切り口になります。

その「新規書き換え」を転用するのですから、書いたりしゃべったりするネタに困る、ということはないことになります。

こう書いてくると、なんだかちょっとお手軽なやり方に聞こえるかも知れませんが、決してそんなことはありません。

 

というのは、前述したようにこの「関連付け」によって、問題解決の糸口が見つかったり、潜んでいたあらたな課題が垣間見えてきたり、とそれなりに有意義な発展性があるからです。

つまり、放送や連載といった形で情報発信を続けるということは、半ば「強制的」にその発信内容を考え続けなければならない状況に自分を追い込むことになります。

そのことが、自らの視野を広げたり物事への考察を深くしたりすることに繋がるのです。

聴取者や読者という大勢の第3者が絡んでいるので、怠ける訳にはいきません。

 

経営者の情報発信は、このように思わぬ副産物を生みだします。

それよりも何よりも、自らの成長発展につながることは確かです。

経営者の皆さんは、探せばいろいろあるこういった媒体を逃さないようにアンテナを張って、有効な情報発信を心掛けてください。

 

 

おしまい