趣味について考えるⅠ
私には趣味が無い。
アンケートとかで「趣味の欄」に記入しなければならないときは、一応「読書」とか「散歩」と書くけれども、読書や散歩を趣味と思ったことはない。
そもそも、この趣味の欄に書き込むことが苦手である。(昔、苦し紛れに「飲酒」と書いたことがあったが。)
ゴルフが好きな人はおそらくなんの迷いもなく「ゴルフ」と書くだろうし、「釣り」や「山登り」や「温泉巡り」などをあげる人も多いのではないかと思う。
そういう意味では堂々と「私はこれが趣味です。」と言えるものはないなあ、といつも思うのだ。(別に、堂々と言う必要もないが・・・・)
よく「年を取ったら、なんか趣味を持っていないと寂しいよ。」なんて言われる。
私もいい年であるから、趣味の一つも持っていてしかるべきなのだろう。
さてそれでは、さしたる趣味もない私が、寂しい思いをしているかといえば、まあそうでもない。
「海江田さん、あんたはなんの趣味もなくてつまんないだろう。」と、他人に言われたこともない。
おそらく周りは、私が無趣味であることに気が付いていないのではないかと思う。
そんな私は、いったい何を考えながら普段生きているのだろうか。
つづく