何故やらない!?Ⅸ

しかも、現在この「販売促進」に力を入れなければならない、という必要性は既にかなり差し迫ったものになってきているのだ。

この点が、最も重要なテーマなので、以下「販売促進」について述べて行きたいと思う。

 

2代目経営者が、変化に対して手をこまねいている原因に、「変わらなければならないことは分かっているが、何をしたらいいのかわからない。」ということがある。

と、先述したが、若い後継者が今取り組むべきは、まさにこの「販売促進」なのである。

 

私が20年前東京から田舎に帰ってきたあと、顧問先の経営を見ていてどこが弱いのだろうとずっと観察を続けていた。

そして、最も手薄なのはこの分野だと感じたのである。

 

「地縁血縁人の縁」だけで商売を続けてきた地方においては、金をかけた広告宣伝という発想自体があまりなかった。

口コミや人付き合いをベースにした営業活動が中心だったからである。

 

実際、広告宣伝にはそれなりの金がかかることも事実である。

特にマスメディアを使った広告宣伝は、中小企業にとって言わば「高嶺の花」といってもいいくらいのポジションにあった。

 

 

つづく