何故やらない!?Ⅷ
普通、新しい商材やサービスを取り扱うことになったならば、それに合わせた営業活動か広告宣伝活動を行なう必要性が出てくる。
そうしなければ顧客に伝わらないからである。
営業活動という点で考えれば、中小企業の場合、社長が事業活動の多くの部分を取り仕切っているので、営業だけに力を注ぐことができない。
かといって、今いる社員で専門の営業部隊を新たに編成する、或いは新たに雇用する、ということも現実的には難しい。
昔は、地方では特に地縁血縁やその延長で営業活動が行われていた。
当然、エリアやネットワークは限られたものになるが、その狭い範囲であったとしても、当時の商売を支える人口や購買力としては十分だった。
もちろん田舎の場合、これからも基本そこのところ(地縁血縁)を切り捨てることはできない。
ただ、以前に比較して、その効力がかなり薄まってきていることは事実である。
現代経営においては、ほかに何か新しい手段を考えていかなければならないことは言うまでもない。
営業に大きな力を割けないのであれば、今後、広告宣伝、広く言えば「販売促進」に力を入れるべきであろう。
つづく