私が考える地方企業が取り組むべき販売促進戦略Ⅳ

さて、そういった過去の話はともかく、ものが売れなくなった今、こちらから営業なり、販売促進なりを仕掛けなくてはならない時代になった。

どうも待っていてもいつまでも儲かりそうにないのだ。

 

しかし、その「やり方」が学習されていない、と書いた。

先代(親)にそのノウハウがないために、そこからは学べないのである。

 

だとすれば、ここはどうあっても外部にその先生を見つけなくてはならない。

とはいえ、私が知る限りはこの「先生」というのが難しい。

地方で行なわれる講演やセミナーの類(たぐい)は、どちらかといえば精神論的なものか実行が難しい先端的なノウハウなどが多いからである。

 

そうなると仕方がないので、自分であれこれと試行錯誤をしてみることになる。

ただ、試行錯誤をするにもその根っこになるシーズ(種)は必要なので、やはり、どこかでは一回は、そのきっかけを学ばなければならないだろう。

 

私の場合は、東京でマーケティングの仕事を生業(なりわい)にしていたという経験を多少なりとも活かすことができた。

私は、たまたまそういった特殊なキャリアがあったから、自分でいろいろと考えた。

そんなキャリアもなく、外に学ぶといってもそう簡単ではない一般の後継者はどうすればいいのだろう。

 

 

 

つづく