私が考える地方企業が取り組むべき販売促進戦略Ⅴ（おしまい）

まずできることとして、この種のシーズを手に入れる最も具体的かつ現実的な方法は、自社のＨＰ（ホームページ）を持つことだと思う。

自らのＨＰをまず持って、それをあれこれ動かすことで、ある程度新しい販売促進の手法や考え方は手に入る。

 

今振り返ってみれば、私自身も田舎に帰ってからまず手を付けた販売促進らしい販売促進といえば、事務所のＨＰを持ったことであった。

当時、まだ存在していた税理士会の広告規制も、この新しい媒体であるＨＰには及ばないらしいと聞いたのも私がいち早く作成した理由でもあった。

 

そこを起点に、試行錯誤を繰り返すことによって現代的な広告宣伝や販売促進の手法は磨かれていくのである。

もちろん、ＨＰがすべての問題を解決するわけではないが、当初のきっかけとなることだけは間違いないであろう。

 

ＨＰと同時にお勧めしたいのは、販売促進用ペーパーツールの作成である。

いわゆる「紙もの」には、会社案内、リーフレット、商品パンフレット、お問合せ用チラシ、イベント案内、など必要に応じて考えればいろいろある。

 

デジタル案内としてのＨＰ、アナログ案内としてのペーパーツール、両方にそれぞれ役割や使い方の特徴があり、いずれも事業をやっている以上、欠かすことのできない販売促進ツールなのである。

 

おしまい