広告でも広報でもない第3の広告戦略Ⅶ
ホームページ(HP)や事務所案内やパンフレットなど各種ペーパーツールを作成してしばらくしてから気がついたのは、HPをもっている事務所よりも、ペーパーツールをちゃんと備えている事務所の方がはるかに少ないということです。
先述したように、かつては会社案内など紙ものの紹介ツールを持つことがまず一般的でした。
中堅クラス以上で、まず会社案内をもたない企業は少なかっただろうと思われます。
会計事務所で紙もののツールを持つ方がHPより少ないのは、おそらく現代に於いては、作成にHPよりもペーパーツールの方が手間がかかる(グラフィックデザイナーとの打ち合わせ、中に入れるコピーを考える、印刷を手配するなど)ということがあるのだろうと思います。
但し、新規のお客様との面談などにおいては、ペーパーツールがあったほうがいいと思います。
目の前で簡単に開けて説明できますし、相手の手元に残して帰ることができます。
HPだけでは、相手にインターネットを自ら開いてもらわなくてはならない、という一手間をかけさせることになるので、情報伝達の可否が先方の意思次第という側面が出てきます。
つづく