フィティーフィフティーに賭けるⅠ

 

先日、同級生で友人でもある経営者からこう聞かれた。

 

「海江田、お前は、提案型の仕事を積極的に取り入れているようだけど、クライアントに何か提案するときは、80%90%の勝算が見込めてからのことなのか。」

と。

 

私は即座に答えた。

「いや、提案するときはあくまでもフィフティーフィフテイーだ。

うまくいくか、いかないか、つまり50%50%の半々でしかない。

成功の確率は?』と、問われればそう答えるしかない。」

 

友人は

「えっ、それで相手は乗ってくるのかよ。半々の確率で。」

と少し驚いている。

 

私は

「乗ってくるか、こないかは相手の決断次第だ。

ただはっきり言えるのは、新しいことにチャレンジすれば、今言ったように

『うまくいくかどうかは50%50%、しかし、何もしなければ100%立ち行かなくなります。ダメになる時期が早いか遅いかの違いだけで、いずれ破たんすることだけは確実です。』

と、答えている。

つまり、何かにチャレンジすれば生き残れる可能性が50%生まれるけれど、このまま昔からの延長だけを続けていれば100%生き残れません、どっちを取りますか、と聞いているんだ。」

と答えた。

 

つづく