「奪還」・・スバルの矜持Ⅱ
新聞の全面広告から、スバルの車作りにかける執念が伝わってくる。
だからスバルファンはやめられないのだ。
私はこの広告を写メに収め、フェイスブックにアップした。
さてそれからしばらくたったある日、テレビBSのビジネス番組でスバルの特集をやっていた。
番組案内を見ると先述したニュルブルクリンクにおける24時間耐久レースのドキュメントであった。
チームの総指揮をとった技術畑出身の辰巳英治総監督(63歳、私と同い年である)のエピソードを中心に番組は作られていた。
スバルのレーシングチームは、一度失ったこの耐久レースチャンピオンの座を奪還すべく準備を進めていたのである。
ところが、レースの3週間前、練習走行中に目前で事故を起こしたほかの車にぶつかってしまい、レース用車両を大破してしまった。
車載カメラで前を行く車に衝突するシーンから番組は始まる。
ニュルブルクリンク24時間耐久レースに集められたスバルのメンバーは、懸命にマシンの修復にあたる。
途中、もうレースを断念しようかというところまで追い詰められたが、なんとか間に合わすことができた。
つづく