顧客と向き合う、ということⅣ(おしまい)

その一つは既存顧客、つまり顧問先である今のお客さんである。

このお客さんたちは、経営が極めて難しい時代に直面して色々な問題を抱えておられる。

 

現在の事務所を支えていただいているこのお客さんたちを様々な角度からご支援する必要があるのだ。

それは昔からすればかなりレベルの高いノウハウでもある。

この難しいけれども必要なノウハウを先読みして準備しておく役割があるのだ。

 

もう一つはまだ出会っていない新規顧客である。

これは何をするかというと、できるだけ出会いの機会を増やすということになる。

 

そしてそこから実際顧客になってもらうためには、事務所の特徴や事務所の代表である私のことを理解していただく必要がある。

そういった意図もあって、機会を見つけてはラジオやテレビ放送に出演したり、一般紙に文章を書いたりしているのである。

これは部下である社員たちにはできない仕事である。

 

顧客と向き合う、という原点を忘れていた訳ではないが、他に時間を取られて少し回り道をしてしまった。

東京で事業を起こしてがむしゃらに顧客に向き合おうとしていた頃、あの頃のシンプルなマインドを思い起こして再びチャレンジしようと思っているのである。

 

おしまい