顧客と向き合う、ということⅢ
さらに、これらの団体や組織の人事や役職がこの上なく好きなのも男性経営者の特色である。
女性から見ればおそらくどうでもいいような人事や役職の序列や順番に拘っているのではないだろうか。
ちなみに私もこういった話題には全く興味がない。
仲間たちが熱心にこの手の議論など始める(特に業界の人事などが熱い)と、私の気分はなんだか冷めるばかりである。
そういう意味では世間の男性諸君よりも、女性の持っているマインドの方が近いのかも知れない。
さてそこで、そんな私が今考えているのは「原点に帰ろう!」ということである。
今さらながらではあるが、昔そうだったようにシンプルに事業に向き合う、ということなのだ。
「事業に向き合う」というのは「顧客に向き合う」というのと同義語である。
幸いにして、先述したような様々な「役職」という奴がほぼ終わってしまった。
つまり、身辺がシンプルになってきたのだ。
思いっきり本業に向き合える環境になってきたのである。
ただ、私は経営者なので「顧客と向き合う」と言っても、実は2つの役割がある。
これは経営者特有の役割でもある。
つづく