展望はあるのか?Ⅱ(おしまい)
いつも言うようだが、成功体験というのはかくも大きいものなのか? ということなのだ。
1度成功したビジネスモデルから抜け出ることができない。
ある時期ある商売をしてうまくいった。
それが、時代が変わっても、全く同じやり方の同じ商売でも続けられる、ということはあり得ないのだ、と強く自覚しなければならない。
この「同じやり方では続けられない。」という単純かつ厳粛な事実がどうしても受け入れられないようである。
ほとんど「どうして?」と、キョトンとしているように見える。
「あんなにうまくいったのに。」「あのやり方でよかったのに。」・・・なんでだめなの? という声が聞こえてきそうである。
舞台で演じられるお芝居で、やがて場面が進み、背景の大道具小道具のすべてが変わったのに、役者だけが前の場面のお芝居を続けているようなものだ。
これではお芝居が成り立つはずがない。
話を戻すと、私は「では、どうするんですか?」と聞きたいだけなのである。
赤字が続く。人件費も削った。顧問料もまけてもらった。でもそれでは黒字にはなりませんよね、どうするんですか?と、聞きたいだけなのである。
答えは一つ。
新しいことにチャレンジすることしかない、と思うのだがどうだろうか?
間違ってます?
おしまい