展望はあるのか?Ⅰ

 

この仕事を続けていると近年、顧客が決算を迎えるに際して、一向に業績が上がらないので顧問料や決算料を下げてくれないか、という相談を受けることが多くなってきた。

見るとなるほど赤字が続いている。

 

可能な範囲で応じてはいるが、何か割り切れないものが残る。

どうしても

「では、この先どうするんですか?」

という疑問が拭えないのである。

うちの経費を多少下げたところで抜本的な解決になるとは思えないのだ。

 

おそらくこんな経営状況では、都会であればとっくに退場させられているだろう。

ほとんどのモノやコトが高コストの都市部で、事業を維持していくのは難しいだろうと推測するからである。

 

全ての状況がユルい地方のことなので、何とか生き残っていられるのではないかと思わざるをえない。

絞りに絞って出すものも出さないで我慢していれば食いつなげなくもない、という状況が地方にはあるのだ。

 

私としては、こういうとき

「応じるのはいいがあとはどうするのですか?」

と、必ず聞きたいのである。

というか、もちろん聞いている。

 

ただこれは、あまり聞かれたくない質問らしい。

答えが全く見つからないからである。

正確に言えば、見つけようとしていない、からである。

 

 

つづく