温泉とナイトアドベンチャー―お久しぶりの社員旅行顛末記―Ⅵ
島の頂上で自分で淹れたお茶を飲みながら、しばし景色など楽しんだ後、「トゥクトゥク」は再び下界へと降ります。
ホテル近くまで降りてきましたが、夕食までにはまだ時間があります。
そこで、島の温泉利用施設である「アークランドスパ温泉大浴場」に行ってみることにしました。
ここは様々なタイプの浴場が設置されている温泉利用施設で、今回のようにふらりと行っても、入浴用のウエアが借りられるので気軽に入ることができます。
スパの入り口
私もみんなと一緒に中に入り、いろいろなタイプの浴槽を試してみました。
いわゆる「歩行湯」である「ウェルネスウォーキングスパ」、森の中にいるような「ボタニカルサークルスパ」、海を眺めながら入れる「インフニティ寝湯」、泡に包まれる「バブルマッサージ」と、何種類もの浴槽が設置されていて、これらをひと回りするだけでもいろいろと楽しめます。
寝湯ってやつです
温泉施設を楽しんだ後はホテルに帰って、しばし夕食の時間まで部屋で休憩です。
といっても、これだけいろいろ動いていると、あっという間に時間は過ぎてディナータイムとなりました。
夕食は、大人数用にバーベキューが予約してあり、所定のテーブルへと案内されます。
バーベキューとなると盛大に煙が立ち登りますので、屋根はあるものの完全吹き抜けオープンスペースのテラス席での食事会となりました。
海からの風が心地よく、もうもうとした煙も運び去ってくれます。
盛りだくさんの食材
食材は肉から魚、野菜と豊富なバリエーションで、大いに楽しむことができました。
特に、薄く大きくカットされた長崎牛のロースは絶品で、口の中でとろけるおいしさです。
長崎牛、こいつはうまい!
さて、夕食が終わってもまだ夜の時間はたっぷりとあります。
そこで、島の一画に設置されている「アイランドルミナ」というアトラクションに、専用の送迎バスで出かけることにしました。
アイランドルミナ?!いったい何なのか、私はさっぱりわからずにいたのですが、これは夜、森の中をあらかじめ設定された「物語」に従って、冒険の旅に出るという、一種のファンタジーをストーリー仕立てにしたアトラクションでした。
暗い林の中の小道に、おそらくⅬEⅮと思われる照明が設置されていて、スピーカーから流れる音楽とナレーションに従って進むというものです。
アイランドルミナ、の文字が見えます
あちこちにプロジェクションマッピングの映像が用意されており、そこで、この「物語」の展開を確認できるのです。
こう書いていてもなかなか説明が難しく、なにせ新しいタイプのアトラクションですので、まあ一度、体験してみることをお勧めします。
中にはこんな場所も・・
アトラクションの全行程は、起伏にとんだ高低差の激しい道のりで、一度海岸端まで降りるのですが、再び、元の場所に戻るには相当の上り坂を覚悟せねばなりません。
坂や階段を登って、帰りつくころにはヘロヘロの足取りでした。
さてこうやって、一日目に計画していた予定を終えたのですが、振り返ってみれば、海や山の観光、温泉に食事にと、早朝出発してから実に盛りだくさんのスケジュールでした。
翌日は、今回の主目標である研修がありますので、お酒など飲むこともなくこの日は就寝しました。
つづく