旅行代理店顔負けのバッチリ計画!―お久しぶりの社員旅行顛末記―Ⅰ
もう何年ぶりかわからないくらい久しぶりに社員旅行を実施しました。
これまでずっと毎月、みんなの給与から、旅行のためのお金を積み立ててはいたのですが、もう何年も行けずじまいだったのです。
積み立ては、数年分貯まった頃、残念な気持ちとともに年末に返金する、ということを繰り返していました。
今年(2022年)、長崎で現在所属している会計人グループの総会が行なわれることになりました。
これはちょうどいい!みんなの勉強も兼ねてそれに参加するという目的で、社員旅行を挙行することに決めたのであります。
今の世の中、飲み会とか社員旅行とか社員運動会とかいった社内行事は結構微妙なようです。
特に若い世代には敬遠されがちという話も聞きます。
以前、私の姪っ子が、会社で一泊温泉旅行に行ったものの、その夜の飲み会が終わったら他の女子社員と一緒に最終電車で帰ってしまった、という話も聞いたことがあります。
おじさんたちのお酌をさせられた上に、次の日まで顔を合わせなきゃいけないのがよほど嫌だったのだろう、と察せられます。
男の子たちの間でも
「今どき「飲みにケーション」なんてまっぴらですよ。」
という雰囲気が強いのかも知れません。
そういう意味で、従来の日本的会社文化の継承は難しくなっているのかも知れないなあ、と思います。
私の会社は世代的には、20代、30代、40代、50代とバラバラです。(私だけが70歳)
男女比もほぼ同数ですが、パートさん(女性のみ)は不参加なので、今回の旅行は男性の方がやや多くなりました。
前述のような世相もあるので
『ホントはみんなどんな気持ちなのだろう?』
と、少し心配していたのですが、みんなの様子を見ていると、なんだかすごく期待が大きいようです。
行く先は同じ九州内の長崎というものの、初めてという人もいて、かなり楽しみにしているように見えました。
もちろん、強制ではないので、行く行かないは各人の自由なのですが、都合の悪い人を除いて、みんな積極的に参加したいようでした。
そんなみんなの様子を見て、私もホッとしたのであります。
事前に旅行幹事も、社員の若手から男性女性一人ずつ選んで、旅行行程の計画を立ててもらったり、施設や食事などの予約をしてもらうことにしたのです。
中でも、女性幹事のAさんが綿密な計画を立ててくれた上にパンフレットまで作成してくれました。
彼女は
「旅行代理店に勤めてもやっていけるんじゃないの!」
というくらい、ばっちりと楽しい旅程を決めてくれたのでありました。
Aさん作成の旅行パンフレット!!
全部で8ページもあります。
つづく