景気という「気」について考えるⅡ

そんなことを考えていたら、最近ご縁があって、私が師匠と仰ぐドラゴンコンサルティングの五藤万晶さんのコラムに明快な解答が記されていたので紹介したい。

 

五藤氏はまずこう述べられる。

 

― 一つだけハッキリと言えることがあります。

それは、どんな景気のいい時にも倒産する会社はありますし、どんなに不景気の時にも最高益をたたき出す会社がある…という事実です。―

 

そうなのだ。

前述したように「景気」という奴がすべての会社に当てはまる訳ではない以上、こう答えるしかないのである。

 

五藤氏はさらに続ける。

 

― 我々は、景況感について、良くも悪くも気にする傾向があります。

冷静に考えれば、これは本当に正しいことなのか…ということを考えなければなりません。

つまり、目の前の自分のビジネスと真剣に向き合うとき、「景気が悪いから悪くなっている」と考えるなら、およそ経営者としては失格と言わざるを得ないからです。―

 

ほらきた、と、いう感じである。

私がずっとモヤモヤと考えていたことをズバリと言い切られている。

 

 

 

つづく