いやいや、『今日から』だ!―いつも「筆立て」は満杯の法則―Ⅳ
目の前の筆立て(ペンスタンド)が満杯で新しい文房具が入らない!
いつものこととはいえ、ある日「なんでなんだ!?!」と考えた。
なんにしても「モノ」が溜まっていくために、それぞれの収納スペースを満杯にしてしまうという私の性癖。
「溜まっていく」というのは正確な表現ではないだろう。
「溜めるから」というのが正しい表現である。
文房具にしても書籍にしてもⅭⅮにしても、もともとの収納スペースを超えてしまうどころか足りなくなるので、さらに追加すると、それをまた満杯にしてしまう。
これは治した方がいい、というか修正すべき性格だろう。
そんなことを考えながら、インターネットで調べてみると「パーキンソンの法則」という言葉に行き着いた。
― パーキンソンの法則とは、1958年に英国の歴史学者および政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが、自身の著作物である「パーキンソンの法則:進歩の追求」の中で提唱したもの。
第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
という2つの法則で構成されている。―
要するに「人は時間やお金を、あればあるだけ費やしてしまう」というような意味であろう。
今回の私の場合は、「モノ」だから、意味が少しズレているような気もするが、時間やお金に置き換えても当てはまるみたいなので、この法則で考えてみよう。
第2の法則の「お金」を「モノ」に変更して考えるとよくわかる。
私の場合、「お金」を「モノ」に変えて、かつそれで空間を埋めていることになる。
なんだか2重に良くないことをやっているような結果である。
この「パーキンソンの法則」については、インターネットでも様々な解説が成されており、その解決事例も紹介されているが、それを参考にするまでもない。
私の場合は、「モノ」に対する考え方、接し方を変えればいいだけである。
買わない、持たない、増やさない、の3原則を守ればいいのだ。
さらに言えば、「減らす」を実践しなければならない。
今でもすでに持ち過ぎである。
さて、これが実践できるか。
今日からの自分にかかっている。(危うく「明日からの・・」と書こうとして、「いやいや、『今日から』だ!」と、慌てて軌道修正した。)
今日、家に帰ったらさっそくやれることを実践してみようと思う。
50年以上昔に買った文庫本。
どうすっかなあ、これ。
おしまい