「やること」と「やり方」の変遷―我々の仕事はどう変化していくのか?「これまで」と「これから」を考える―Ⅰ
自分が、これまで従事してきた仕事の内容ややり方を振り返ったとき、ずいぶん変化してきたことに気がつきます。
特に、近年になればなるほど、その変化は激しいものになっています。
そのことを、最もシンプルに表現すれば「やること」と「やり方」が変化してきたのです。
ただ、これだけでは、分析のファクト、アイテムがあまりに少ないので、もう少し細かく分解してみましょう。
「やること」と「やり方」の二つを、それぞれ英語に置き換えてみると、よりわかりやすくなると思います。
それは、次のようになります。
まず「やること」は、5W1HのWに当たります。
Wは、まずWho誰が、What何を、Whereどこで、Whenいつ、Why何のために、と分解することができます。
そしてそれを、どんな「やり方」で・・
つまりHは、Howどうやって、ということになります。
これを私の仕事に置き換えてみると次のようになります。
Who誰が・・・・・税の専門家である「税理士」とそこに所属する職員が
What何を・・・・・その専門知識を駆使して税務会計に関するサービスを
Whereどこで・・・訪問可能な地域内で
Whenいつ・・・・・申告期限や法定期限を守って
Why何のために・・申告納税制度の遵守及び経営上の数字を掴むために
Howどうやって・・・専門知識を有する税理士などの専門家が、上記のような内容の仕事を、その専門知識とコンピュータなどを駆使して・・
かなりざっくりとした表現ではありますが、おおむね上記のような内容になるのではないでしょうか。
こうやって、私たちは地元の企業や個人事業者に対して、専門分野で貢献してきたのです。
これを、
「コンピュータなどの道具の発達はあったとしても、基本的にはほとんど変わらない業務を提供してきた。」
ととらえるか、
「いやいや、道具が変わっただけでなく、提供する中身、やり方や考え方もずいぶん変化してきた。」
ととらえるかは、同じ税理士の中でも様々です。
別に、どっちが正しいというわけではなく、その人のとらえ方の問題ですので、ものの見方によって、どちらともいえることになります。
変わってきた?のか、相変わらず?なのか
つづく