アウトプットは「書く」が基本―意識を変えればうまくいく?!?社長に相応しいアウトプット術とは―Ⅱ

社長が様々な情報や知識をインプットするだけで終わるのはもったいない話です。

そういったインプット情報を、必ずアウトプットすることを前提に頭の中で構成を行ない、それを実践すれば、社長自身の記憶に定着蓄積されるとともに、世の中にもアピールすることになり一石二鳥ということになります。

私は、このことを、と繰り返し述べてきました。

 

あらためて、このインプット、アウトプットということを見直してみたとき、まずインプットは「読む、聞く、見る」といった行為を指すことになります。

これは基本的に受動的な行為といえます。

 

これに対して、アウトプットはどのような行為を指すのでしょうか。

インプットとの違いはどこにあるのでしょうか。

 

インプットの「読む、聞く、見る」に対して、アウトプットは「書く、話す、見せる」といったことになります。

中でも「情報の伝達」という意味では、基本的に「書く、話す」といった行為を欠かすことはできません。

 

「見せる」もネット社会の現代ではかなり普及してきました。

しかし、そういった場面においても必ず「言葉」は必要です。

 

つまり、経営者個人がその姿勢や考え方オピニオンといったものを発信するときに重要な要素は「言葉」ということになります。

そのためには、やはり「書く、話す」ことが最も基本的な行為になるのです。

 

ちゃんとした場で「話す」という行為も、その前に原稿という形で「書く」が基本になっていることが普通です。

その逆(話したことを文字に起こす)は、通常あまり行なわれません。

 

経営者は、「読む、聞く、見る」といった複数のルートで、多くの情報をインプットします。

これに対して、きちんと意図されたアウトプットというのは「書く」が基本になるということです。

 

これに続くのは「話す」という行為になるでしょう。

しかしながら、私がかねてよりお勧めする「情報発信(アウトプット)」は、「伝える」だけでなく「蓄積する」も意図しています。

したがって、その前提となる「書く」という行為は避けられないことになります。

 

まずは書きます。

つづく