インプットとアウトプットはペアでありワンパッケージ―意識を変えればうまくいく?!?社長に相応しいアウトプット術とは―Ⅰ
私はかねてより
「社長は知識や情報をインプットするばかりではなく、アウトプットすることが大事ですよ。しかも、インプットとアウトプットはペアであること、つまりワンパッケージで考えなければいけませんよ。」
といった意味のことを繰り返しお伝えしてきました。
つまり、
「いつもインプット一辺倒というのはもったいない話です。インプットしたことは、必ずアウトプットすることを前提に頭の中で構築し直して、実際アウトプットしてください。そうすれば、社長自身の中に記憶され蓄積されるとともに、世の中にもアピールすることになり一石二鳥ですよ。」
といったことを、これまで繰り返し述べてきたわけです。
基本的にこの主張は今も変わりません。
ここで、インプットとアウトプットの違いを改めて考えてみようと思います。
そうすることで両者へのアプローチの仕方を見直していただきたいのです。
これまで、インプットとアウトプットは、ペアかつワンパッケージで考えてもらいたいと書いてきました。
とはいえ、いうまでもなく両者には、明確に大きな違いがあり、それを理解することで、より両者の持つ核心部分に迫ることができるのです。
ここで、それを理解しておくことは、今後のインプットとアウトプットに関する姿勢と実践をより明快なものにするでしょうから、その点について知っておいていただきたいと思います。
まず、インプットはどのように行なわれるでしょうか。
基本的には、「読む、聞く、見る」といったことになります。
人は新聞、書籍、ネットなどで活字を読み、他人の話やラジオの音声を聞き、テレビやネットの画像を見ることで情報をインプットします。
つまり、これら一連の行動はすべて受動的に行なわれます。
インプットというのはいうまでもなく、こちらはすべて受ける側なのです。
基本的にインプットというのは受動的な行為ということになります。
とはいうものの、他人の話をちゃんと聞いたり、わざわざ映画館やコンサートに出かけていくといった行為は、受動的というよりも能動的なものなのではないか、と思われる方もいるでしょう。
しかしこれは、「情報」を現実に受け入れるまでの行動が能動的なだけであり、最終的には受動的な行為ということになります。
インプットちゅうであります。
つづく