脳に揺さぶりを、行動に振り幅を―ネタを逃さないためには・・・すぐメモしなさい、のはずなのに―Ⅰ
もう15年以上、このブログを書いている。
いつも、書くためのネタ探しには苦労してきたが、最近になっていよいよ苦境に追い込まれて、書く日が飛び飛びになってきている。
なんて書くと、ちょっと大げさに聞こえるが、それにしてもこんなにサボったのは初めてである。
以前は、何としても毎日埋めなければ、と奮闘していた。
本当のところは、ネタに困ったからというより、少し情熱が覚めてきているのかも知れない。
ネタを言い訳にしている可能性がある。
「努力」というものが極めて苦手な私ではあるが、ブログやコラムだけは定期的に必ず埋めなければ、と自分に課してきた。
「書くこと」を絞り出すためには、かなり強めに脳に揺さぶりをかけなければならない。
「書く」という作業に関して、すぅーっと済んじゃった、なんてことはほぼあり得ない。
ほとんど七転八倒の世界なのだ。
にもかかわらず、そこのところは自分に課して、なんとか長い間こなしてきた。
前述のように、「書くこと」を絞り出すためには、かなり強めに脳に揺さぶりをかけなければならないのだが、揺さぶって結果を出すには、もとになるネタが必要である。
脳に刺激を与えるネタというのは、これまた、経験値を積むための「振れ幅の大きい行動」が必要なのだ。
ところが、約2年近く続いているコロナ禍のために「行動」することが、著しく制限されてしまった。
つまり、「脳」に刺激を与える機会が奪われてしまったのである。
こいつは痛かった。
「揺さぶり」のパワーがどんどん堕ちていくのがわかる。
しまいには「もう書かなくてもいいか・・」となったのである。
とはいえ、「揺さぶり」が全くなくなったわけではない。
ときどき、ポッといいネタを思いつくことがある。
「このネタだったら、ちょっと面白いことが書けそうだぞ。」
という瞬間がある。
ところがこいつは、一瞬で消える流れ星のように儚い。
うかうかしていると、たちまち、どこかへ消えてしまうのだ。
書くネタが・・・・・
つづく