「情報発信(アウトプット)」は極めて重要なメソッドであり時間の短縮が可能―社長に必要な資質を手に入れる最短の方法は・・・―Ⅱ

経営者に必要とされる極めて重要な要素である「洞察力」や「先見性」「リーダーシップ」といった資質。

経営者としての責任を負っている以上、これらの資質を身につけないわけにはいいきません。

しかし、日常業務を含めて多忙な経営者が、こういった資質を、効率よく身につけるなにか方法論のようなものはないのでしょうか。

 

私はそれを、

「少し大変だけれど、「情報発信(アウトプット)」することで身につけたらどうですか。」

とご提案したいのです。

「情報発信(アウトプット)」?

「情報発信(アウトプット)」そんなことが果たして身につくのか?と疑問に思われることでしょう。

 

しかし、これは有効かつ極めて重要なメソッドになります。

なおかつ時間の短縮が可能です。

試してみる価値が大いにあるのです。

 

例えば、受験勉強を思い出してみてください。

受験勉強における最強の入試対策は過去問を繰り返し解くことだと言われています。

 

特に、近年そのこと(過去問対応)はかなり強く推奨されているようです。

基礎的な学力が全くなければ話は別ですが、ある程度勉強をこなしてきた学生ならば、最も効果的な受験対策は、過去問を繰り返し解くことによる実践シミュレーションなのです。

 

経営者にも同じことが言えるのではないでしょうか。

ある程度経験を積んできて、インプットもそこそこ重ねてきた経営者ならば、そのインプットされた数々の情報が蓄積されているはずです。

 

その積み重ねてきた知識、専門性、ノウハウといったものを改めて咀嚼し、理解を深め、自身の中で整理し「情報発信(アウトプット)」するべきです。

このプロセスが、受験勉強における「過去問への取り組み」とよく似ているのです。

そのことによって、それまで積み重ねてきた経験やインプットしてきた知識といったものが、初めて本当の意味で我がものになります。

 

インプットは大事ですが、いくら知識を自分の中に貯めこんでいても、そのままで世の中の役に立つということはありません。

それを「情報発信(アウトプット)」という形で吐き出さない限り、本当に我がものにはならないのです。

 

             過去問に取り組んでみることが最上の受験対策。

つづく