「坂」の風情についてⅠ

上京した時は、都心に住む子供のところに滞在することにしている。

そこは都心にしては閑静な住宅街で、周りには緑も多いのである。

 

仕事関係で上京することがほとんどではあるが、大抵の用事(概ね会議)は、午前10時とか午後一とかに始まることが多い。

そんなわけで朝は時間的に余裕があるので、いつも私は早起きをして散歩することにしている。

 

実は、東京は路地が多いので私にとっては歩きやすい街である。

ゴミゴミしているから嫌だ、という人もいるが、東京は考えようによっては散歩に向いた街ともいえる。

 

特に、朝早い時間だとこれらの路地にほとんど車は走っていない

車を気にせずにテクテク歩くのは気持ちのいいもんだ。

 

そうやって歩いているといろんな発見がある。

歩くという行為は、多くの発見の場でもある。

 

歩いていると信じられないような豪華なお屋敷もあれば、狭くて変形した土地に「よく人が住んでられるなあ。」と、感心するくらいの変わったデザインのユニークな建物が建っていることもある。

 

大きなお屋敷や公園に生えている木々が巨木なのも東京の特徴でもある。

古いお屋敷や歴史のある公園が多いということなのだろう。

 

つづく