OAつー言葉もあったなあ・・・ーDX(デジタルトランスフォーメーション)から、ビジネスの未来を推測するーⅠ

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が大流行(おおはやり)であります。

これまでも、OA、IT、AIなど横文字2文字で表現されるビジネス上の考え方、手法、用語などは多かったのですが、今回のDXはその中でもいまいちピンときません。(ちなみに「OA」ってなんだよ?!?という方もいるかも知れません。もうかなり古いビジネス上の概念で、オフィスオートメーションの頭文字でございます。その後のビジネス横文字用語の走りになったかも・・)

 

ということで、インターネットでDXの意味を調べてみたら、次のように解説されていました。

―企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

それによって企業として安定した収益を得られるような仕組みを作ること―

 

うーん、これではなんだか、もっとわからなくなりました。

 

もうちょっとわかりやすいのはないのかな、と思って調べてみると次のような解説がありました。

―DXとは、進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念のことです。

DXと聞くと難しそうに感じますが、IT技術の進化によって作られたシステムに着目してみると、私たちの生活にある身近なものが変化していることが分かります。

例えば、銀行口座の開設から取引までオンライン上で行えるインターネットバンキングや、映画や新幹線などのチケット購入をオンライン上で完結できるシステムなどもDXの好例です。―

 

これだったら、なんとなくわかりますね。

ただ、この事例が、人々のプライベートな生活を取り上げているのに対して、先の解説は主にビジネス上の対応を表現しているので、両者には微妙な違いがあります。

 

一般的な生活上での説明であればすんなりと頭に入ってくるのですが、ビジネス上での高度利用となると、少し難しいのかも知れません。

それぞれの特性を考えながら、このDXという一見厄介そうに見えるテーマについて考えてみたいと思います。

 

 

つづく