強力な販売促進策―そうか!打開策としてのストーリーの発見―Ⅳ(おしまい)

知り合いの税理士さんの顧客であるパン屋さんが、2店舗を出店したあと、業績の良かった肝心の1店舗目の売上が落ちてきたのでどうしたものか、という今回の相談。

その原因について云々する前に、そもそもそのパン屋さん自体が、ちゃんと「情報発信(アウトプット)」をしていたのかという課題について聞いてみると、興味深い『こだわりのストーリー』があるにもかかわらず、何もしていないとのこと。

 

そういった独自性のアピールにもっと注力してみてはどうか、というのが私の提案でした。

現在出されている売上減少には直接関係ないかも知れませんが、検討してみるべき課題ではないでしょうか。

 

とはいえ、売上が落ちてきた原因については、さらに真剣に追求する必要があります。

今回のお話だけでは分かりませんが、サービスのマンネリ化、店舗の老朽化、パイの食い合いなど分析すればそれなりの理由が見つかるかも知れません。

それはそれできちんと対処すべきでしょう。

 

ただ、それとは関係なく新しい売上アップのための対策を考えるべき時が来ているのかも知れません。

その一つが自社の持つストーリーのアピールだと私は思います。

 

これを上手に伝えれば、かなりの販売促進策になる、とはっきり認識している経営者は、今回のパン屋さんがそうでなかったように少数派です。

つまり、自分がこだわってきた商材に対する思いやその背景を一つのストーリーとして、外に向かって「情報発信(アウトプット)」すれば、それがかなりプラスの販売促進策になる、などとは誰も考えていないのです。

 

このパン屋さんのように、そもそも「こだわり」がある場合は、これはそれほど難しい話ではありません。

「情報発信(アウトプット)」とは初めから相性がいいと言えましょう。

 

難しいのは、これとはほかの業態です。

普通の流通業や製造業、サービス業などの場合は、まず訴求できる「こだわり」や「思い」を見つける作業から入らなければなりませんが、業種などによっては、簡単には見つからないことも考えられます。

 

それでも「情報発信(アウトプット)」に取り組む際には、何とかしてストーリーを見つけ出すのです。

「情報発信(アウトプット)」にはそれが不可欠だからです。

私は、そういったストーリーを見つけ出したい経営者の方のサポート役になりたいと思っています。

            フランス料理においしいパンは不可欠

おしまい

 

今日の川柳コーナー

◆スーパーで 籠を片手に 独り買い

◆すれ違う あいつも同じ 単身か

スーパーに行くと、私と似たような男性の独り買い物を見かけます。