中小企業の経営者に向いている―言いたいことが言える立場を最大限に利用しよう―Ⅰ

私が一貫してお勧めしている「経営者による情報発信」は、世の中にいる様々なビジネスパーソンの中でも、特に中小企業の経営者に向いているのですが、そんな風にお考えになったことはあるでしょうか。

たぶん

「そんなことは考えてみたこともない。」

というのが本当のところでしょう。

 

私の申し上げる「情報発信(アウトプット)」が中小企業経営者に向いているのにはちゃんとした理由があります。

それは、以下のように、逆を考えてみればわかることです。

 

例えば、一部上場企業のトップ経営者ともなれば、ブログやコラムなどで迂闊なことは書けません。

ちょっとした自分の意見でも、社会的影響力の大きさを考えれば、慎重に表明せざるを得ないのです。

少し偏ったというか、個性的な自分なりの考え方があったとしても、自由奔放に書くわけにはいかないのがこの人たちの立場です。

 

これは例えば高級官僚や政治家などにしても同じです。

下手をすれば世間に叩かれる立場ですので、あまり思い切ったことを言ったり書いたりすることはできないのです。

 

その点、中小企業の経営者は自由度が格段に大きいと言っていいでしょう。

もちろん社会的ポジションというのは、一般ビジネスマンに比べれば、それなりに高いことは間違いないのですが、自由な発言が制限されるというほどではありません。

 

世間の注目度という点では、ちょうどいいポジションといえるのではないでしょうか。

逆に、社会的ポジションの高すぎる人たちというのは、そういった世間の様々な制限の中で生きているのです。

 

そういった社会的ポジションの極めて高い人たちに比べて、中小企業の経営者たちは、SNSなどの手段を用いて自分の専門性やこれまで経験してきた様々なエピソード、経営理念、経営哲学、信条などのコンテンツを発信するのに躊躇する必要がありません。

 

これらは遠慮することなく、積極的にどんどん発信すべきでしょう。

というのは、こういった「情報発信(アウトプット)」には、特にマイナス要因がないからです。

 

              これも一つの「情報発信(アウトプット)」

つづく

 

 

今日の川柳コーナー

◆在宅と 変わらぬ連休 家こもり

◆繁華街 来るなというから 家にいる

せっかくの連休ですが、じっとしています。