年収の10%は自己投資に回すべし―人生における現代的な力量の配分とは・・―Ⅰ

最近読んだ本の中に、年収の10%は自己投資に回すべし・・という言葉がありました。

といってもこれは「現在の年収の・・」ではなくて、「目指すべき年収の・・」ということのようです。

 

年収1000万円を目指すのであれば、現在の年収が300万円しかなくても100万円は自己投資に回すべし・・というのですから、これはなかなか高いハードルということになります。

独身ならともかく、家庭を持っていればかなり難しい目標かも知れません。

 

「上昇志向の強いあなたであれば、それくらいの自己投資は当然でしょう。」

ということなのでしょう。

いわばエールに近い言葉とは思いますが、ここまで思い切った「割り切り」を実行できる人は少ないのではないでしょうか。

 

かなり大胆な提言だけに、上記の投資割合(目標年収の10%!)が、妥当なものなのかどうか、或いはこれが普遍的といえるものなのか、何とも言えないところです。

ただ、自分の人生に対して上昇志向が多少なりともあるのであれば、稼いだ金を全部、生活費や遊興娯楽的消費に使ってしまうのではなくて、この筆者の提案する通り、意識して自己投資に回すべきでしょう。

 

若い頃からそう心掛けた人間と全く無頓着だった人間とでは、その後の人生に差がついて当然のような気がします。

一流スポーツ選手、有名音楽家、成功した企業家などにしても、必ずどこかでこういったプロセスを経ているものです。

 

彼らは、ほぼ例外なくどこかの時点で、かなり踏み込んだ自己投資を行なっています。

これは古今東西、時代や国境を越えて、原理原則的に言えることなのではないでしょうか。

 

さて、その「ビジネスパーソンとしての成功への法則」に、この「自己投資10%説」のような、いわば「原理原則的にいえること」がある一方で、「その時代に応じた考え方、やり方」というものもあります。

昔は、それほど言われていたわけではないけれど、近年、極めて重要なビジネス上の原則として浮上してきた考え方や方法論のことです。

 

               様々な自己投資(勉強風景)

つづく