発進した情報はそのままアーカイブとして蓄積される―「情報発信(アウトプット)」の「定量要因」と「定性要因」を考える―Ⅱ
経営者らしい「情報発信(アウトプット)」とはどういうものなのか、その「質」と「量」つまり、「定性要因」と「定量要因」について考える必要がある、という私の分析。
このそれぞれの内容について考えていきたいと思います。
順番としては、上記とは逆になりますが、初めに「量」・・「定量要因」から分析していくことにします。
まず、「量」を確保するために大切なのは、なんといっても「継続性」ということになります。
大手企業は、マスメディアなどを通じて瞬間的に大量の広告を打つことができます。
つまり、「情報発信(アウトプット)」に必要な「量」の問題を、多額の資金を投入することで解決できるのです。
これに対して、予算に限りのある中小企業に、これと同じ方法を採用することはできません。
媒体であるマスメディアに、大きな広告宣伝費を投入することは不可能なのです。
一方、SNSなどを通じた「情報発信(アウトプット)」が、使い方によっては、多額の費用をかけた広告宣伝に匹敵するというのは、以前から申し上げている通りです。
中小企業の場合、大企業のように瞬間的に大量のCMを打つことができませんので、「情報発信(アウトプット)」を継続する、という時間軸でのトータルで「量」を確保するしかないのです。
幸いにしてSNSなどで発進した情報はそのままアーカイブとして蓄積されます。
ということは、「情報発信(アウトプット)」を頑張って継続すれば、いつでも検索可能なアーカイブとして残ることになります。
そして、この蓄積された情報が、時間が経つにしたがって、膨大な「量」の「情報発信(アウトプット)」として確保されていくわけです。
以前は、個人や中小企業のレベルでこんなすごい無形の資産を持つことなど考えられませんでした。
そんな手段も媒体も世の中に存在しなかったからです。
これも残るか?!?
つづく