地方再生を考えるⅦ

地域振興、地方再生についてはどうあるべきか。

昔多少なりともそれに関わった身として思うところを述べてみたい。

 

まず、何といっても「自分たちで考える。」ということである。

普段から常に自分達で考えるという癖をつけておかなければ、そもそも話にならない。

自分たちで考えなければ何も始まらないのである。

 

ただ、ここで少し注意しておかなければならないのは

「自分たちの地元は自分たちが一番よく分っている。」

という思い込みが強すぎないことである。

もちろんそのことは極めて重要ではあるが、思い込みが強すぎると却って見えなくなることもあるのだ。

 

例えば

「うちの海で取れる魚はうまいんだから・・・」

と思っていても、本当にどこのものよりおいしいと言えるのかは何ともいえない。

それを確実にするのは、見せ方であったり、調理の仕方であったり、流通との連携であったりと総合力によるのである。

 

つまり地元レベルの高評価からは少し距離を置いて、常にクールな判断を下す必要があるのだ。

こういう際に外部のブレーンであるコンサルタントが冷静で的確な意見をくれる可能性はある。

狭いエリアでの評価に満足せず常にブラッシュアップしていかなければならないのである。