地方再生を考えるⅧ
それから、自分たちで考えるという作業をする際には
「それは例え補助金があってもなくても実現させるんだ。」
と、心掛けなければならない。
もちろん補助金のような予算措置があればありがたいには違いはないが、それがなくても実行可能でなければ意味がない。
ということは、財政状況が疲弊している地方の場合、装置産業的なものは難しいということになる。
つまり金のかかる「箱もの」は作れない可能性が高い。
ここでは当然「金のかからないアイディア」を出していかざるを得ないのだ。
しかし、ここにこそ私は地方再生のカギが隠されていると思っている。モノではなくてアイディアなのだ。
金がないのだから金のかからないアイディアを出すしかない。
しかし、金のかからないアイディアでは大したことはできないのではないか、といわれそうだがそんなことはない。
いいアイディアかそうではないかはお金とは関係ないのである。
次に、その様々なアイディアを実行してみる必要がある。
つまりトライアル&エラーである。
ボクシングのジャブのように細かく繰り出してみなければ、それが効き目があるかどうかわからないのだ。