コート、コート、コート・・・・コートについて思い出すこと14

Pコートについては、いろいろと思い入れもあったので、あれこれ書いてしまったが、それはともかくとして、久しぶりに手に入れたパパスのコートはなかなかスグレモノであった。厚手のメルトンとはいえ、そこまで硬い感じではなく、暖かく全身を包んでくれた。

 

大ぶりの襟を立てると、首元を寒さから守ってくれる。サイズもゆったり目だったので、ジャケットの上からでも羽織ることができた。

 

ただ、近年のPコートは極端にタイト&ショートになって、中にはジャケットよりもはるかに丈の短いものまで現れた。そんなつんつるてんの変てこなPコートなど着る気はなかったが、私のはいかにもオーバ-サイズに見える。

 

そこで、身幅だけをお直しに出して、少し絞ってもらった。それでも、ピタピタのものよりはゆったり見える。とはいえ、これ以上タイトなものはたとえ流行とはいってもこっちが願い下げである。

 

というわけで、ちょっと手を入れたお気に入りのPコートは、おそらく一生ものとして私のワードローブに残るだろう。ただ、あの幻のフランス製に巡り合ったら、きっと手を出さずにはいられないだろうが・・・・・

             ロバートレッドフォード、Pコートのお手本のような着こなし。

 

さて、防寒用のコートといえば、近年ではダウン入りのものを避けることはできない。カミさんは早くからその恩恵にあずかっていて、「四の五の言わずに、冬はダウンを着ていれば軽くて暖かくて、これが一番じゃないの。」と、愛用していた。

 

私もダウンベストは何着か持っているし、パーカも普段着にユニクロのものを使っている。現に今も、ユニクロのライトダウンパーカを羽織って、これを書いているのだ。

 

ただ、コートにダウンというのは、どうもスタイリッシュに思えなくてなかなか手が出せないでいた。とはいえ、カミさんが言うように、ダウンの暖かさと軽さはいかにも捨てがたい。

 

そんなことを考えながら探していたら、アレグリというブランドにちょうどいいものが見つかった。色は黒でファーをあしらったフードがついている。丈も長すぎず短すぎずちょうどいい。東京の街を歩くときなど、本当に寒い時期は重宝しているのだ。

 

          ダウンコート。やはり、抜群に暖かいですな。

 

つづく