コート、コート、コート・・・・コートについて思い出すこと15

私のコート遍歴をあれこれと書き連ねてきたが、近年、ちょっとある傾向が出てきた。

それは、レザーである。

皮製品からちょっと目が離せなくなってきたのである。

 

コートについて書こうと思ったとき、コートなんてそんなに頻繁に買い替えもしてこなかっただろう、と思っていた。

しかし、ここまで書いてきて、若い頃から数えると結構な枚数、消化してきていることが判明したのである。

 

とはいえ、さすがに、60歳も半ばを過ぎた今、今後、コートやスーツなどの重衣料をそんなに買うこともあるまい、と思っている。

とはいえ、正直、着ることが好きなので、あんまり自信はないのだが・・・・

 

そうなると、どうせ買うなら、もう「一生もの」といわれるくらい長く愛用できる、定番かつ上質なものがいい。

・・・・といいつつ、これまでもコートに限らず、結局そんな選択をしてきてはいる。

 

まあ、そういうわけで、一度購入したら長く着ることは間違いない、と考えられる「皮もの」つまりレザーに目が行き始めたのである。

なんて、もっともらしい理屈をつける必要もあるまい。

要は、レザーの持っているゴージャス感、重厚感、上質感が好きなだけなのだ。

 

振り返ってみれば、ジャケットやパーカなどについては、これまでもかなりレザーは購入してきた。

どれくらい持っているのだろう?と数えてみたら、ジャケットだけでも7、8着あった。

中には、スペインに行ったとき購入したスエードのジャケットもあったのである。

 

      これがスペインはバルセロナで購入したスエードのジャケットです。

 

ただ、これがコートとなるとかなり高価なものになる。

それに布に比べると、重さや厚みもありタフな衣料である。

上質なものを選ばないで、通販やチラシで安易に安いものを買っても、使っているうちに、きっとそのチープさや重量、着心地の悪さにうんざりして後悔するだけだろう。

 

というわけで、レザーのコートに関しては慎重になっていた。

というより、レザーのコート自体がそんなに売っているわけではないので、購入することそのものをそんなに想定していなかった。

      これは後付けで裏地に派手なスカーフの生地を貼りつけたレザージャケット。