さらばフラット6・・・12(おしまい)
実をいうと、4代目アウトバックは30万キロを目前にして買い換えたと書いたが、それはスバルではなかった。
家内の好みということでマツダのアテンザ、ディーゼルエンジンを選んだのである。
アテンザの赤いカラーと流麗なスタイリングは女性によく似合う。
燃費もいいので経済的な優位性も見逃せない。
若干音が気になるもののディーゼルの走りも加速も申し分ない。
日本のメーカーも各社しのぎを削って、優れた車を出し続けている。
よほど際立った魅力がなければ選んでもらえないハイレベルな戦いだと思う。
こんな環境の中で私がスバルを選ぶとすれば、そのフラッグシップに他に追随を許さない傑出した1台がある場合だけである。
そしてスバルはその1台を持っている。
フラッグシップの重要性、ということを先述した。
この事実はそれほど軽くはない。
鬼のような痩せ我慢をしてでもフラッグシップは守り続けるべきではないのか?
スバルにとってそれはフラット6ではないのか。
我々はさらばフラット6といわなければならないのか。
この車があるから我々は誇りを持っていられる、この車があるから我々はいつまでもファンでいられる、という精神的支柱は極めて重要と考えるのだが、スバルの関係者よいかがか?
おしまい