レザーが好きでして―コスパがいいと思って買ったんだが・・・・―Ⅰ
レザーが好きである。
といっても、鞄や靴をスリスリするわけではない。
第一そんなことをしたら、見てる方が気持ち悪いだろう。(やる方はいいのか?)
着るもののことである。
持っている服の中で、皮の着るものが結構多いのだ。
ざっと数えてみた。
コートが1着、ハーフコートが1着、ジャケットが4着、ブルゾンが3着、シャツジャケットが1着あった。
まあ結構な枚数ではなかろうか。
冷静にカウントすれば、まだあるかも知れない。
何故こんなに皮製品が好きなのか・・・自分でも疑問に思ったので考えてみた。
それはおそらく、私が、皮ならばコスパがいいと思っているからではないか。
他人事みたいな言い方だが、客観的に自分を分析してみたとき、そんな気がしたのである。
皮であれば適当にゴージャスである。
オーソドックスなデザインのものを買えば、いつまでも着られる気がする。
まあそれは間違いないのだろうが、意外に着る機会が少ない。
上記の枚数、死ぬまでにそれぞれ何回着ることだろう。
かなり頑張って着なくては、いくらも使わないかも知れない。
そう考えればコスパがいいとも言えないなあ、とも思う。
持っている中で、一番古いのは茶のハーフコートである。
これは東京在住時代に買ったものだ。
いつ買ったか思い出せないレベルだから、30年くらい昔かも知れない。
こいつはスペインで買ったスエードジャケット