税理士はどう見えているのか?Ⅲ

さてそこで、冒頭述べたマスコミの方々とのやりとりの話に戻る。

彼らとのやりとりの中で言われる挨拶には

「(これからは税金のお仕事で)忙しい時期に入りますね。」

というニュアンスが含まれている。

 

これに対して私が

「それはそうなんですが、このところお客様の経営支援の仕事で忙しくしております。」

と答えると、

「え、そうなんですか!?」

とちょっと驚いたような表情をするのだ。

 

「『経営計画』或いは『経営改善計画』をお客様と一緒に作成して行くといった仕事がここのところかなり多くなってきています。」

と、具体的な内容にまで話が及ぶとさらにびっくりしたような顔をしている。

 

「そんなことまでなさるんですか?」

と驚いているので、

そういったもの(『経営計画』)を顧客と一緒に作成して金融機関の協力を仰ぐ機会が多くなってきました。

私の事務所では、顧客、銀行、税理士の3者が集まって協議をする機会がとても多くなってきましたよ。」

と、答えると

「そんな事実は全く初耳だ!」

というような顔をしているのである。

 

こんな現象はしばらく前から当り前のように続いていることなので、こちらは「当然!」と思っていたことなのだが、そんな印象をもっていなかった人にはかなり意外な事実なのであろう。

 

 

つづく