さまざまな銀行の種類
一口に銀行といってもいろいろな種類があります。どのような違いがあるのでしょうか?
Q1.「銀行」は大きく分けてどのような種類があるのでしょうか?
銀行には「メガバンク」「地方銀行」「第二地方銀行」「ゆうちょ銀行」「ネット銀行」「その他」といろいろな種類があります。
Q2.「メガバンク」は「都市銀行」とは違うのでしょうか?
「メガバンク」は都市銀行の中でも特に資産規模の大きい「三井三友銀行」「三菱東京UFJ銀行」「みずほ銀行」のことをいいます。これに「みずほコーポレート銀行」「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」を加えた6行が「都市銀行」と呼ばれています。都市銀行は「普通銀行のうち6大都市または、それに準ずる都市を本拠として、全国的に数地方にまたがる広域的営業基盤を持つ銀行」と定義されています。
Q3.「地方銀行」と「第二地方銀行」の違いはなんですか?
地方中心に業務を行っている普通銀行は、一般に「地方銀行」とひとまとめにされることが多いですが、その中には「地方銀行(第一地方銀行)」と「第二地方銀行」という2種類の銀行が存在します。しかし、両者の行っている業務に大きな違いはなく、違いは生い立ちにあります。「第一地方銀行」は1947年に全国地方銀行協会が発足した時点で旧国立銀行のうち、「主たる営業基盤が地方的なもの」と定義されました。これに対し、1992年の相互銀行廃止に伴い「相互銀行」から普通銀行に転換したのが当初の「第二地方銀行」です。2010年4月1日現在において、第一地方銀行は64行、第二地方銀行は43行となっています。
Q4.「信用金庫」は銀行とどのように違うのですか?
株式会社である銀行とは違い、「信用金庫」は地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関です。主な取引先は地元の中小企業や地域住民です。利益第一主義ではなく、会員すなわち地域社会の利益を優先するとされています。また、「信用組合」は信用金庫と同じ協同組織の金融機関ですが、根拠法や設立目的、会員(組合員)資格が異なります。2009年末現在において、信用金庫は274金庫、信用組合は164組合あります。