日々書き換えられ更新される最新情―そうか!口コミの時代、情報発信はまず社長から―Ⅰ
チャンネルをひねれば、必ずどこかの局で「食い物」の番組をやっている、という日本のテレビ事情です。
テレビの食レポの番組などでは、レポーターがどこか現地へ飛んで、地元のローカル情報などをもとに、やっと評判の食べ物屋を探し当てる、といった構成をよく見かけます。
レポーターは、期待と若干の不安を胸に、ようやく探し当てたその店に恐る恐る入ります。
するとそこには、すでに普通に外国人のカップルなどが来ていて、おいしそうにその店の名物メニューを食べている、といった場面に出くわすことも、そう珍しくなくなりました。
「なんだよ!超レア情報じゃなかったのかよ。」
とみている我々も少々がっかりしますが、レポーターも「あれっ!」と驚くことしきりです。
わんさか押し寄せている外国人客たちは、そしらぬ顔で名物料理をぱくついています。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
もちろん、まずそのネタ元としては、外国人向けの外国で出版されている「観光ガイドブック」といったものが考えられます。
こういった解説本の中では、日本人があまり目をつけないような場所とかものが、外国人独自の視点や切り口で紹介されています。
そういった情報をもとに、日本人にもあまり知られていないようなレアな場所へ、彼らがやって来ることもよくあるのではないでしょうか。
しかし何といっても、こういったレアな場所や物に関する情報源にはSNSが一番に考えられます。
インターネット上で日々書き換えられ更新される最新情報を彼らはキャッチし、日本人の我々でさえ知らないようなものやことにアプローチし実際体験しているのです。
つづく