一石二鳥も三鳥も想定される「経営者の情報発信」―社長のメディア登場は知的イメージ形成の第1歩―Ⅲ(おしまい)
自分の営んでいる事業の専門性に関しては、一般人よりもはるかに詳しいはずの経営者。
問題は、その専門性をどう伝えていくか、ということです。
経営者はタレントではないので、なにもそれを面白おかしく伝えていく必要はありません。
極めて真面目な態度で真摯に伝えていけばいいだけのことです。
なにか要求されるとすれば、わかりやすさ、ということになります。
何らかの形でメディアに登場し、自分の専門性を伝えていく・・・
それだけで知的に見えるとすれば、自らの事業にとってこんなプラスになることはないのではありませんか。
というのは、知的であるということは、尊敬の対象になり憧れの存在となり得るからです。
他者にとって、その人の話を聞きたい、できることなら接点を持ちたいという存在になります。
そういった印象を与えることができれば、営業に関してはもう半分終わったも同然です。
リスペクトされ一目置かれている訳ですから、こちらの言うことはノーチェックで聞いてもらえることになります。
経営者の情報発信というのは、ツボにはまればそれくらいインパクトがあるのです。
ただ残念なことに、そこに気がついている経営者の数が、まだ極端に少ないのです。
情報発信というのは面白いもので、それを続けていれば情報発信のやり方だけでなく、自らの専門性についても磨きがかかってきます。
それはおそらく情報発信には責任がともなうということと、注目されることで「もっとレベルを上げなければ・・」と、自分をいい意味で追い込むことになるからです。
一石二鳥も三鳥も想定される「経営者の情報発信」
多少の方法論、テクニックなどもありますが、是非真剣に向き合ってみて下さい。
おしまい