インプットの先を考えなければ事業が好転することはあり得ない―インプットとアウトプットは一対でなければ意味がない―Ⅲ
とはいえ、こんな時代でも経営者が共通してやるべきことがあります。
それは、私がいつも申し上げている「経営者の情報発信」なのです。
この理屈は極めてシンプルです。
独自性を発揮しなければならない時代なのですから、その独自性を一刻も早く、しかもできるだけ広く知らしめる必要がある、ということです。
何故ならば「独自性」はまさにその字のごとく独自のものなのですから、当初誰も知らないのは当たり前だからです。
こちらから相当頑張って知らしめなければ、誰も知る由もありません。
ここで申し上げたいのは、統計的でマクロな知識などを勉強するのは、一向にかまわないのですが、そこで止まってしまっては全く意味がないということです。
経営者は自ら常にその先を考えなければ、事業が好転することなど絶対にあり得ません。
そして、考えたことはどんどんアウトプットすることです。
「独自性」と先述しましたが、本当に独自性があるのかどうかは、世に問うてみなければわかりません。
メディアにしろSNSにしろ、今は双方向性が可能です。
学習するだけではなく、その成果を小出しでもいいのでアウトプットしてみて下さい。
そうすれば、せっかくの学習が、事業を好転させるための成果につながるかどうかが検証できるはずです。
アウトプットはそれができる人だけがやればいい、できない人は、それはそれで仕方がない、という時代ではありません。
アウトプット=情報発信は、企業の必須の課題です。
もしそれが苦手でよくわからないというのならば、他者の力を借りてでもチャレンジしてください。
おしまい