経営者は自社の経営に徹底して向き合わなければならない―昔とは変化してきた経営者が注力すべきポイント―Ⅲ

様々な「会」で、新規の会員を勧誘し入会させることが次第に難しくなってきたのが現代の企業事情と言えましょう。

かつて日本の経済が、長期にわたって右肩上がりだった頃、ある程度会社の仕組みや右腕となる番頭さん格の人材を作ってしまえば、社長は会社の外で「会務」に没頭しても経営は大丈夫、という時代もあったのでしょう。

 

しかしおそらく現代の経営においては、そんなのんきなことを言っていられる余裕はない、と思います。

会社の業績が思わしくない場合、経営者は自社の経営に徹底して向き合わなければなりません

自身が先頭に立って会社を引っ張っていかなければならないのです。

 

その会社を引っ張っていくために、とりあえず経営者にできる最たるものが、経営者自らが行なう「情報発信」だと私は思っています。

そしてこれは、経営者が様々な会に所属し、その会の会務を引き受けることと共通点が多いのではないか、と私は考えます。

 

「団体=会」に所属し会務に没頭することも、会社のストーリーを抽出しそれを発信することも、経営者自身にしかできないことだからです。

経営者にしかできないことと言うのは数多くありますが、この2点はその中でも、経営者自身の参加が強く要請されるのです。

 

このブログの冒頭いきなり「団体=会」の話を持ち出したのは、この二つは経営者以外の替えが効かない、という点で共通しているからです。

両者の共通点と相違点をわかりやすく比較するためにあえてテーマに取り上げました。

 

 

つづく