「情報発信」に取り組んでいる経営者は圧倒的に少数派―昔とは変化してきた経営者が注力すべきポイント―Ⅳ(おしまい)

経営者自身にしかできないと申し上げてきた、各種会務への関与と自身が行なう「情報発信」という2つのアイテム。

この二つを比較して「ああ、そうか!」と、理解できるのは、経営者が没頭すべきことも時代と共に変わるということです。

 

業績を維持することが余裕で可能だった頃は、社会的ポジションとかステータスといったものを追求するのも経営者がやるべきことの一つだったかも知れません。

しかし、それが難しい状況になったならば、やるべきことを変えていかなければならないのです。

 

その中の大きなテーマが、企業が行なうとりわけ経営者自身が先頭に立って取り組む「情報発信」なのです。

これに関しては、中心的な役割を経営者が担うことで企業の実績に大きく影響します。

 

理由は簡単です。

これまで、会社の広報とか宣伝部とか或いはマーケティング部などが担当してきた対外情報発信を、経営者自身が行なうことが可能な世の中になってきたからです。

 

そして、多少のテクニックは必要ですが、経営者の情報発信は他のポジションの人間が発するものよりも明らかに人々の興味を喚起します。

それは経営者が人の何倍ものインプットができる立場にあるからです。

その情報をアウトプットしないのはもったいない話です。

 

世の中によくある「会務」に比べて「情報発信」に取り組んでいる経営者は圧倒的に少数派です。

今この「情報発信」に地道に取り組めば「差別化」は明らかに可能なのです。

 

私は何も「会務」を目の敵にするつもりはありません。

ただ、経営が厳しい局面に立たされているのであれば、今経営者は何をやるべきか、冷静に考えて欲しいのです。

 

 

おしまい