声をかけやすかったのは、質問のおかげ!―「ゲーテ」創刊12周年記念イベントに出席して・・―Ⅷ

休憩時間に入って、トイレに行こうと思ったのですが、ひどく混んでいたので1回下のフロアーに私は下りて行きました。

すると、先ほどトークセッションに参加されていた小山薫堂氏とすれ違いました。

どうやら、1階下に出演者の控室は準備されていたようなのです。

 

私がトイレを済まして出てくると、今度は見城徹氏が出口へと向かうところへ丁度出くわしたのです。

とっさに

「先ほど、質問をさせていただきました海江田です。」

と、名刺を差し出すと、見城氏は

「ああ、わざわざ鹿児島から来ていただいた方ですね。」

と、ちゃんと覚えてくれていました。

 

見城氏は次の予定で急いでいたらしく、すぐに別れましたが、名刺交換だけはさせてもらいました。

こうやって、すっと話しかけられたのもさっき質問をしていたからだなあ・・と、勇気を振り絞って質問しといてよかった、と思いました。

 

見城氏と名刺交換した後、再び会場へ向かおうと歩き始めたとき、後ろから30代くらいの若い男性に呼び止められました。

「あのう、鹿児島から来られた海江田さんですよね。」

「あ、はい。そうですが・・」

「実は僕も鹿児島出身で幻冬舎に勤めている者です。」

と、名刺を差し出してきたのです。

 

聞くと、彼は鹿児島県出身で、幻冬舎に勤めて雑誌「ゲーテ」のウエブ部門の編集の仕事をしているらしいのです。

スタッフとして会場のどこかにいたのですが、私が鹿児島から来た、というのを聞きつけて、是非挨拶しなくちゃ、と探していたとのことでした。

 

「いつまで東京にいらっしゃるんですか?」

と聞かれたので、明後日帰るというと、

「じゃあ、お時間があれば明日の夜とか一緒に飲みませんか?」

と誘われました。

幸い、予定はなかったので、互いの電話番号を交換し

「では明日の夜。」

と約束して彼とは別れました。

 

つづく