広告宣伝は顧客のため―「革新」を成長の原動力に変えるのは経営者―Ⅲ(おしまい)
自分の仕事を俯瞰して見ることで「思い当たった」アイデアは、業界内の誰も「そんなことは、これまで聞いたことがない!」ために大抵の場合、大きな反発を受ける・・・・・
私は、その一つに「中小企業の踏み込んだ広告宣伝」がある、と思っています。
広告宣伝そのものを否定する中小企業経営者は、それほどいないと思います。
しかしながら、積極的に踏み込んで、となるとどうでしょう。
結構おざなりな経営者が多いのではないでしょうか。
それは長い間「わざわざそんなことはしなくもていい。」という自社や業界の「思い込み」があったからではないでしょうか。
特に広告宣伝といったジャンルは、初め慣れていないので、ちょっと他社よりも踏み込んでやっただけで「これは、やり過ぎではないのか!?」「同業者にどう思われるだろうか?!」といったことが気になるかも知れません。
しかし、同業他社がどう考えるかなど、どうでもいい話です。
また、それまで同じようなことをやってこなかった業界もどうでもいいのです。
問題は顧客がどう思うか、だけです。
「広告宣伝」という名の情報提供を嫌がる顧客はまずいません。
歓迎するか、自分に関係ないと思えば無視するだけです。
つまり、広告宣伝にどれだけ力を入れても、対顧客で考える限り、プラスはあっても0より悪い方へ振れることはないのです。
これまで、コスト的に極めて高額だった広告宣伝も随分いろいろな選択肢が増えました。
我が社のこれまでも常識や業界の古い慣習などにとらわれずに、新しいアイデアにチャレンジしてみてはどうでしょう。
おしまい