OA化について改めて考える―石器時代のビジネスモデル?―Ⅱ
さて、この「OA化」について、先日ちょっと衝撃的な話を聞いた。
私の事務所に一番新しく入った若い男性職員と、車に同乗して移動していたときのことである。
世間話でもしようと、彼にうちに来る前に勤めていた事務所について聞いてみた。
私:「前の事務所では、どんな仕事やり方してたの?やっぱりうちみたいにお客さんとこにパソコン会計導入してチェックしてたの?」
彼:「いえ、お客さんへのパソコン導入はほとんどしていませんでした。」
私:「エッ!じゃあどんな関与の仕方だったの?」
彼:「お客さんところから資料を預かってきて事務所で入力していました。」
私:「と、ということは、お客さんは手書きの会計資料を作っていた訳?」
彼:「はい。その資料をお預かりするか、持ってきてもらって事務所で打っていました。」
私:「お客さんからパソコン会計にしたいんですけど・・・とか、要望はなかった?」
彼:「小規模のところが多かったので、特にはなかったように覚えています。」
私:「でも少し規模の大きいお客さんは、パソコン会計を導入したい、とか言わなかった?」
彼:「ああ、そういうところもありました。そのお客さんにはそうしていました。」
私:「じゃあ、とにかく全体としてうちと仕事のやり方とか中身が全然違うだろう?」
彼:「そうですね。この事務所みたいにそんなにいろいろなご要望はなかったです。こっちの方がやることが多いですね。」
つづく