すべてはシーズ（種）から始まるⅡ

私の仕事で言えば、そういったお客さんからのヒント（シーズ）を、担当の職員がいかに的確に私に伝えるかにかかってくる。

その報告に対して、私も的確にレスポンスしなければならない。

 

伝えたにもかかわらず、気が付かなければ私が悪いことになる。

その結果は、事務所の業績の伸び悩み、という形で跳ね返ってくるので、すべて私の責任ということになるのだ。

 

ただ、日常的に様々な案件を抱えている中で、軽く振られたすべてのヒントに私がレスポンスよく気が付く訳ではない。

私の反応が鈍いようであれば、繰り返し伝える努力をして欲しいのだ。

そうやって、やっとことの重要性に気が付くということもあり得る。

 

今回の関与打ち切りの件で言えば、最初、職員からちょっとした報告があったのは覚えている。

ただ、そこまで重要なサインということに、私はにわかには気が付かなかった。

その後、特に職員からの報告もなかったので忘れてしまっていたのだ。

 

そのクライアントさんに、最後に面談に訪問した時「随分、何回もサインは出したのですが・・・」と言われた。

そのサインが、私に的確に伝わっていなかったのである。

 

 

つづく