すべてはシーズ(種)から始まるⅠ
昨年末、残念なことがあった。
あるお客さんから関与打ち切りを通告されたのである。
打ち切りそのものは、ある程度起こり得ることなので仕方がない。
しかし今回は少しその内容が違っていた。
それは
「関与のやり方をこれまでより濃くして、もっといろいろなアドバイスをして欲しい。」
というお客さんの要望があったにもかかわらず、それが私に伝わっていなかった。
上記のようなご希望は、元より最も私の望むところである。
そういった関与をしたくて、日々様々に努力を重ねているのだ。
お客さんは様々にサインを出していたらしいのだが、その強さが私に伝わっていなかった。
とはいえ、このことをすべて担当の職員のせいにするつもりはない。
最終的にはサインを見落とした私の責任なのである。
このことでつくづく考えた。
小さな「シーズ」を決して見逃してはいけないな、ということである。
世の中に転がっているビジネスのシーズは、最初は小さなものである。
下手をすれば見逃してしまうほどの存在なのだ。
ビジネスの一歩はここから始まる。
この小さなシーズがどっちに転ぶかで後の展開は大きく違ってくる。
見逃せばすぐに消えてしまうだけのことであり、大事に育てれば大きなチャンスに繋がってくる。
つづく