ビジネスモデルの革新Ⅰ

 

日曜日の読売新聞には、毎週その週の書評の欄が見開き2ページにわたって特集されている。

今週(12月11日版)も面白い書評を発見した。

 

「ビジネスモデル・ナビゲーター」という本に関する書評で、東京大学教授で経済学者の柳川範之氏が書かれていた。

面白い内容だったので引用して、書評の書評?を書いてみたい。以下引用する。

 

― 今や成功のカギを握るのは、製品やサービスの良し悪しではなく、ビジネスのやり方そのもの、つまりビジネスモデルの革新だという。確かにグーグルの成功等をみると、そうかもしれないと思わせるものがある。

とはいえ、まったく新しいモデルを作る必要はない。今まで他産業で行なわれてきたビジネスモデルをきちんと理解し応用することが、実はビジネスモデルの革新につながる。だから、それらをよく理解して把握しておくことが大切なのだ。―

 

これが書評の書き出しであるが、この数行にまさに現代のビジネスの一つのあり方が表現されている、と言っても過言ではない。

 

ここが、日本企業の弱いところであり、世界に立ち遅れた大きな一つの要因といえるのではないだろうか。

地方の場合、特にこういった発想が遅れていると私は思っていたので、以下この点について述べていきたい。

 

 

つづく