頭がいいとは?パートⅧ(おしまい)
そして、このコラムは結論として
― 知的である、というのは頭脳が明晰であるかどうか、という話ではなく、自分自身の弱さとどれだけ向き合えるか、という話であり、大変な忍耐と冷静さを必要とするものなのだ、と思う。―
と、結んでいます。
お勉強ができて、いい大学入って、難しそうな仕事をしていて・・・となっても、知的には見えない人というのはいくらでもいます。
それは、上記のような人生における姿勢、心掛けが欠けていれば、そうなってしまうというお話です。
若い頃は知的に見えて切れ味があって魅力的な人物だったのに、年を取ったらさっぱり冴えなくなった、とか、反対に、若い頃は粗野で乱暴で知性のかけらもない印象だったのに今はいい感じに年を重ねてきている、とか、人はいろいろな評価をされるものです。
これはひとえにその人の姿勢、考え方、ひいては生き方によるのでしょう。
それには「大変な忍耐と冷静さを必要とする」とまでは行かなくても、一定の努力は必要なのだろうと思います。
よく考えてみれば、ここに書かれている知的な生き方の方が結局ハッピーになれるような気がします。
それは人生に対して肯定的であり、前向きだからではないでしょうか。
そういう意味で、改めてこのコラムを参考にしたいと思います。
おしまい