フィティーフィフティーに賭けるⅢ
我々の業界には、責任を負わされるのが嫌なので提案型の仕事はしない、責任が取れないから提案はしない、という人もいるが、その考え方自体そもそも間違っている。
或いは勘違いしている。
責任など負える訳がないのだ。
私はむしろ逆に、なにも提案しなかった、革新を促さなかったという責任は重いと思う。
「責任」というものをどう捉えるかによって、どう行動するかが違ってくるのだ。
私は冒頭の友人の質問に対してさらにこう答えた。
「成功する確率はあくまでもフィフティーフィフティーだ。
しかし、
『もし社長が決断をしたならばこの50%の確率を70%、80%に上げていくサポートは全力でやりますよ。』
と伝えている。
我々の立場ではそう答えるしかない。
フィフティーフィフティーの世界へ飛び込むかどうかを決断するのは最終的に社長の仕事だ。
ただ、その最初の決断がなければフィフティーフィフティーの世界にさえ踏み込めない。」
と。
つづく