2:6:2の法則Ⅱ
まず、上記のような前提があるにもかかわらず
「新しいことにチャレンジするのはごめんこうむる。そんなことはしたくない。」
と言ってはばからない経営者である。
そんな経営者がいるはずがない!と思われるだろうが、これは意外に多い。
口に出してはっきりという訳ではないが
「黙っていても昔は儲かった。客は向こうからやってきた。もちろん今はそうではない。しかし、だとすればそれは仕方のないことだ。わざわざ営業をしてまで顧客を獲得するのは面倒くさい。」
と思っている経営者は結構いるのである。
これが全体の2割。
次に、
「昔からのやり方を変えたくはないが、他人が成功した安全な方法だったらマネしてもいい。本当は新しいことにチャレンジするのはよくわからないし、失敗したときが怖い。まあ、これまでの延長でなんとかやって行ければいいのだが。」
といった態度の経営者である。
つまり、厳しい現実は認識し、このままじゃまずい、と思っているにもかかわらず新しいことへのチャレンジには腰が重い。
実際にはこのタイプの経営者が一番数は多い。
これが全体の6割。
つづく